「毎日に寄り添う、水の価値の再定義」世界をめざす日本の水ブランド”みずのみず”誕生秘話

「毎日に寄り添う、水の価値の再定義」世界をめざす日本の水ブランド”みずのみず”誕生秘話

プレスリリース配信メディア「PRTIMES STORY」にて、水ブランド「みずのみず」のブランドオーナーを務める代表小寺が、なぜ人生を懸けて、水の事業に熱く取り組むのか、その想いとこれまでの軌跡を記事にして頂きました。

 

みずのみず株式会社は、「毎日に寄り添う、水の価値の再定義」を提唱する、”水”のスタートアップ企業。日本の知られざる”良質な天然水”に更に付加価値を与え、生活のさまざまなシーンに合わせた、”水”の商品を展開し、日本のオリジナルブランド”みずのみず”として世界中にもっと「美と健康と戦闘力」を与えるべく、事業展開している。

 

-もう、普通の水には戻れない-  進化したワタシの「美と健康と戦闘力」 

日本に眠る、優良にも関わらず荒廃や買収の危機にある小規模の採水地の天然水を「みずのみず」というブランド名にてリブランディング。高級レストランやホテルリゾート、スパやサウナ、ジムなど、「良質な水」を好む、または必要とする顧客をもつ事業者を中心に展開。

一風変わったコンセプトで、日本のオリジナル水ブランドとして、ワインのチェイサー/美味しいご飯のための水や、スポーツ/トレーニング後、サウナ/エステ後、または体調不良時の急回復用の水など、個性あふれるラインナップを揃える。

このストーリーでは代表小寺の言葉とともに、”みずのみず”誕生の舞台裏や製品にかける想いをお伝えします。

天然水事業で創業した経緯

私は新卒から10年以上、某大手IT企業一筋で働いていました。転職することもなく、その会社一筋の自分にとって、30歳を過ぎたあたりから、自身の今後のキャリアをどうすべきか考えていました。そんな中で、親族であり、恩師でもある方から、伸び悩む会社経営について相談されたことがありました。彼は富士山の南に位置する天然水の採水地を保有し、事業をしておりました。

 

「ここの水は体に良くて美味しくて、毎日飲み続けている。そして不思議なことに、これを飲んでると次の日にお酒が残らない最高の水だ。飲んだ人全員が、美味しくて調子が良いと言ってくれる。この水を世界中の人に飲んでもらいたい。でもどうしたら良いか分からない。何かいいアイデアはないかい?」

 

それから数年後、叔父は突然の事故でこの世を去りました。

 

動揺と悲しみと同時に、採水地はどうなるのか。後継ぎもいない中で、彼の意志は誰が引き継ぐのか。頭をよぎりました。そして、急に何かが自分を駆り立たせ「もしかしたら意志を継ぐのは自分ではないのか」と思い立ち、起業の準備を始めました。

”良質な水”はあっても製品化は簡単ではない

「天然水を売る」というこれまでのITキャリアから一転したわけですが、当然のことながら、甘くはありませんでした。まず、天然水を製品化するまでの道のりは、想像以上に険しいものでした。飲料水を販売するのは、ただボトルに水を入れれば良い訳ではありません。国が定める数多くの審査をクリアする必要があり、その厳しい審査を通過できる工場を見つけなければなりませんでした。

 

来る日も来る日も、日本中の工場という工場に電話する日々。アポなしで飛び込むこともありました。そして、断られる日々。創業したばかりの資金のないベンチャーは、どこからも相手にしてもらえませんでした。学生の頃からたくさん読んできたカリスマ起業家自伝のシナリオでは、この絶望のあと奇跡が起こった、とありますが、奇跡など一つも起こりませんでした。

 

創業から半年。

何もしていないのに廃業・・・というシナリオが脳裏をよぎりました。

 

創業後に志に賛同し、ジョインしてくれた役員達。起業を応援してくれた仲間達。

いつしか彼らに会わせる顔も、出せる笑みも、なくなっていきました。

 

そして、いよいよこれが最後の電話、という覚悟をもって電話した静岡の会社。

 

ご対応いただいた事務の方のご厚意で、18時までに営業所に来れば、ショールームを見るだけなら、と了承を頂きました。まさにラストチャンスかもしれない、と、役員と3人で、最後の藁をつかむ気持ちで車を走らせ、向かいました。

 

ところが、カーナビに会社名を設定し、道案内通りに車を走らせているのに、そこは

周りに何もない山奥。暗い夜道で時間は18時を過ぎました。

 

ナビに「目的地に到着」と言われた時、絶望的な事実に気づきました。その会社は、営業所と工場と2拠点あり、ナビが誘導したのは、工場の方。

とんでもない凡ミスをしてしまいました。

 

あたりは真っ暗。謝罪をしようとその会社の営業所に電話をかけるも営業時間外の留守番電話。

 

重たい空気の中、3人車内で無言のまま時間が流れました。

 

10分くらい止まっていたのか、すると工場の奥から人影が……。

 

「どうされました?ここに車とめないでもらえますか?」

 

懐中電灯を片手に、全身決まったスーツで、オーラ漂う風貌の男性。

 

代表取締役社長

 

話してすぐに分かりました。

真っ暗闇の工場の応接室で2時間。渾身のプレゼンをしました。

 

そしてその1ヶ月後。

事業提携が決まりました。”みずのみず”はスタートラインに立つことができたのです。

メガバンクと全国50名以上のエンジェル投資家からの支援

提携工場が見つかり製品開発を進める一方で、次は資金調達に苦戦することになります。

製品開発(R&D)・サンプル制作・出張など、プロダクトができる前にかかる費用は大きく、起業前に貯めた軍資金も限界が見えてきました。

 

幾度となく工場に訪問し、圧倒的な差別化製品を模索する日々。

しかし一方で、資金面の不安を抱えながら融資いただける金融機関を探しますが見つかりません。最高の製品が完成しても発注ができない事態に陥りました。

 

そして数ヶ月後。ようやくたどり着いた資金の目処。

メガバンクであるみずほ銀行様からのご支援が決まりました。

その2ヶ月後、株式投資型クラウドファンディングFUNDINNO様を通じたエンジェル投資家の皆様からの出資、またその後も複数の投資家の方々から個別に連絡をいただき、合計50名以上の投資家の皆様に支えられ、気づけば総額約2000万の資金調達ができました。

 

”良質”で”美味しい”水を世界に

 

「水なんてどれも同じでしょ?」

 

創業前に色々な方に言われてきたこの言葉でしたが、メディアでの発信や直接的な営業活動を通じて、「水には違いがある」「良い水には価値がある」ことが少しずつ周囲に広がってきた気がします。

 

当社が取り扱う”みずのみず”シリーズの中でも、主力となる2製品は、富士山の深井戸から採水される希少な高濃度バナジウム軟水で、数百年前の雨や雪が、ゆっくりと地層を流れ地下に溜まったミネラル豊富な天然水です。この天然水は、バナジウム含有量が国内トップクラスに高いにも関わらず、硬度が低い奇跡の成分比率の天然水として、地元の方々に愛され続けてきました。

 

バナジウムの効能は非常に幅広く、血糖値が降下するとともに、中性脂肪の減少も期待できると示されるなど、今でも世界中で研究が進んでいます。(出典:アサヒ飲料株式会社飲料研究所ほか数社のレポートより)。

 

さらに、この天然水に特殊な高酸素を加えた製品も同時に発売開始しました。

日本の最高技術を凝縮したUltra Fine Bubleに着目し、より酸素が抜けにくい生成と充填を成功させ、Ultra Fine Bubble率99.8%(約250億個の酸素)と溶存酸素(製造時70ppm以上)での提供を可能にしました。天然水のミネラルで期待される効能だけでなく、疲労物質の除去が促進され、筋疲労や筋痛から早期回復が期待されると言われる高酸素の効能が、時間が経過しても(酸素が抜けずに)継続することを期待しています。

 

限界まで動き続けるアクティブな方を対象に、朝起きたとき、激しい運動などで疲れたとき、体力を大至急回復させたいとき、二日酔い後の朝に体が重くて動けないが動かないといけないときに、戦闘力の水として、ぜひご愛飲ください。

 

※1 高濃度酸素を体内に取り込むことで、疲労物質の除去が促進され、筋疲労や筋痛から早期回復が期待できることが示されています(出典:京都大学大学院レポート:Effects of Hyperbaric Exposure with High Concentration of Oxygen on Recovery of Muscle Stiffness)。

 

最後に

「毎日に寄り添う、水の価値の再定義」

たとえば、”シャンパン”という泡のお酒が、フランスのシャンベリーヌという地域から生まれたように、わたしたちが作る「みずのみず」は、日本のあらゆる地域の良質な天然水だけを取り扱う”水ブランド”として、世界中で、さまざまなシーンで好まれるプロダクト群としたい。これが創業メンバーの私たちの想いです。

日本には偉大なる天然資源がたくさんあります。その中でも日本の気候や地形から生み出される天然水は世界に誇るべき貴重資源であり、私たちが守るべき資産です。 しかし、水という天然資源は有限です。世界には未だコップ1杯の水を手にするのでさえ苦労する地域もあります。日本に住む私たちが気軽に飲んでいるその水が、世界ではとても貴重なものなのです。

 

私たちは、日本の天然水を守り、ブランド価値を向上させるだけでなく、水を得られない世界の人々に対し、売上の一部で援助や事業投資を通じて、水に恵まれる持続的社会を実現するべく活動しています。 この業界は、規模の経済が著しく働きますが、その中で、大手企業にはできない知恵と工夫と改善速度、そして高い志で、”水”のスタートアップとして躍進してまいります。

 

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